藤沢友吉 (初代) (Tomokichi FUJISAWA (the first))
藤澤 友吉(ふじさわ ともきち、1866年3月 - 1932年4月17日)は、日本の実業家。
藤沢商店(藤沢薬品工業)の創業者。
人物
慶応2年(1866年)、伊勢国(三重県)で生まれる。
少年時代から大阪に出て薬品問屋の店員を勤め、旧尼崎藩医藤沢新平の養子となった。
明治27年(1894年)主家を出て、大阪で独立。
薬種商を始め、明治31年(1898年)大阪市北区 (大阪市)天満に樟脳精製所を設立、藤沢樟脳を発売した。
さらに東京、京城に支店を設け、香川県坂出に工場を増設。
苦汁工業を興し、大正5年(1916年)ブルトーゼを発売。
のち回虫駆除の新薬マクニンを製造、株式会社藤沢商店(藤沢薬品工業)社長として活躍した。
また日本樟脳取締役、日本売薬監査役、大阪商業会議所議員、大阪薬種卸仲買商組合長も務めた。
大正10年(1921年)ポルトガル大阪駐在名誉副領事。